夏の強い日差しや高温は目には危険な環境です。
目の日焼けと乾燥は、最悪の場合失明につながる病気を引き起こします。
まだまだ暑い日が続きそうです。
外出の際には、熱中症と合わせて、大切な目の防御もしっかり準備してお出かけ下さい！
目の日焼けは紫外線によるダメージです
目が日焼けすると肌も日焼けをする
肌の日焼けを気にする人は多いですが、目の日焼けを気にする人は少数です。
残念ながら、目が紫外線を浴びると肌も日焼け反応を現す引き金になります。肌の日焼け対策を頑張っていても、目を無防備にしていると、せっかくの努力が台無しになってしまう可能性があります。
サングラスをする欧米人とあまりしない日本人の違い
瞳の色
【欧米人】瞳の色が薄いため、眩しさに弱く子供のころからサングラスをかける習慣がついている。
【日本人】瞳の色が濃いため、眩しさに比較的強い。眩しくなくても紫外線の影響はある。
顔の凹凸
【欧米人】彫が深く凹凸が多い顔は、光が散乱して目に入りにくい。
【日本人】平たく凹凸が少ない顔は、様々な角度から光が目に入り紫外線のダメージを受けやすい。
どんなサングラスを選ぶ？
光線カット
・紫外線（UV）カットは必須！遮蔽率の高いものを選ぶ
・紫外線よりも肌の奥まで入り込みシミやしわの原因となる近赤外線（NIR）カットがついているレンズを選べば目元の老化も防げます。
デザイン
・隙間から光が入らない様に大きめでしっかりと目の周りもカバーしてくれるデザインがおすすめ
色
・一般的には、レンズの色は濃いと視界が暗く見づらいこと、瞳孔が開いて光が奥まで入りやすくなる
ため、濃すぎない色で遮蔽率が高いものを選ぶのが良いようです。
ただし、特別な用途や眩しさに弱い人などは自分に合った特性を確認して、専門店に相談して選ぶことをおすすめします。
乾燥は目を傷つけます
夏は冬に比べて湿度は高いですが、様々な風によって目を乾燥させてしまいがちです。
乾燥は角膜や結膜を傷つけます。
扇風機・エアコン・ハンディファンの風に注意
顔に風が当たり続けると目は乾燥します。
乾燥すると目の表面が傷つきやすくなり、角膜や結膜の健康が損なわれる可能性が高くなります。
眼の温泉 貝掛温泉
みなさんは”眼の温泉”と言われる温泉があるのをご存じですか？日本に３つしかないそうなのですが、
その1つが、新潟県越後湯沢駅からさらにバスで20分ほどの所にある一軒宿の秘湯”奥湯沢 貝掛温泉”です。
院長のみうらは新潟出身ですが、その存在を全く知りませんでした。以前勤めていた訪問診療で伺った患者さんから初めて貝掛温泉の話を聞きました。それから十数年を経て、先日、貝掛温泉に行ってみました。
じつは、その頃、目に違和感があり眼科を受診したところ、角膜に変性所見があるとのこで、今すぐどうこうということではなかったのですが、経過観察が必要ということで、それをきっかけに「目を大切にしなければ」と思うようになりました。
母と温泉に行くにあたり、せっかくだからと貝掛温泉を選びました。
貝掛温泉はとてもぬるい源泉で、そのお湯で目を洗うと目の病気が良くなるということだったので、入浴の度に一生懸命洗ってみました。
そして
2週間後位に眼科を受診すると、角膜の変性所見がなくなっていると先生から言われました。温泉の効果かどうかはわかりませんが、そんなことがありました。
江戸時代から歴史のある温泉ですが、宿はリフォームされていてとても綺麗で、居心地もよくスタッフの方の気配りも素晴らしく気持ちの良い宿でした。
名物の目に良い食材を使った薬膳玄米粥がとても美味しかったので、お膳に添えられていた材料リストを元に何度か作って食べました。夏バテの時にも向いているお粥ですので、リストをご紹介しておきます。大きい食材は７～８㎜位のさいのめに切り、玄米と一緒に炊くだけです。味付けは塩のみで、最後にすりごまをかけて食べます。作り方など気になった方は受診の際にでもお尋ね下さい。
＊吉祥寺駅徒歩3分 女性専用鍼灸 みうら堂はり灸院＊
